てらまんの投資録

アラサーリーマンによる投資中心の雑記

成田悠輔 助教授

私はYoutubeで日経テレ東大学というチャンネルをよく視聴します。

このチャンネルにRe:hackというコンテンツがありまして、成田悠輔という方が司会を務めています。

この方は東大主席卒業の実業家 経済学者でありイェール大学の助教授でもありと、客観的に分かりやすく凄い特徴を多々持っています。

 

成田氏は、とある番組で興味深いことを主張していました。

 

日本の格差をどう無くすか、というテーマの番組に成田氏が出演していました。

私もせっかくなので無い知恵振り絞ってどうすれば格差を無くせるのだろうと考えていたところに、

 

成田氏は『格差をもっと広げよう』という主張をしたのです。

 

私は一瞬で強烈に興味を惹かれました。一体どういう思考でそう結論づけたのか。

 

簡潔にまとめると以下のように説明していました。(筆者の主観、解釈が入っていますので本来の意図や意味とは違う可能性があることをご留意ください)

 

『今の日本は金持ちも貧乏人も等しく貧しくなっていっている。30年近くGAFAのような新しい産業が生まれていない日本で新たな富はほぼ生まれてないし、その状態で富の分配は間違えようもない』

 

つまり、今の日本に起こっている本質的な問題は格差の広がりではなく、そもそも新たな産業が生まれず経済成長していないことによる一億総貧困化だ、ということです。

 

今貧困に直面し、生活が苦しい人、子どもを大学に行かせられない等の貧困家庭が増えているのは事実でしょう。

これを、格差が広がっているからだ と解釈する人は確かに多そうですし、少なからず私も格差の広がりという側面はあるのでは とそれまでは思っていました。

 

しかし仮に格差が縮まったとしてもそもそも全員が貧しいという状況では、今貧困の人たちにとって本質的な解決にはならないというのは明白です。

 

なので、もっと格差が広がるくらい新たな産業と富を生み出し経済成長することが先決である、というのは本当にその通りだと納得させられました。

 

新しい富が生まれれば、最初は富を生んだ人に富が集中するので格差は広がることになります。

 

格差という問題について考えるのは、新しい産業が生まれ一部の人に富が集中する段階からでいいということです。

 

最近では成田氏が出演するYoutubeの動画もどんどん増えています。

成田氏の意見はセンセーショナルかつ分かりやすく、学びになることがとても多いので今後も注目していきます。