てらまんの投資録

アラサーリーマンによる投資中心の雑記

金融、投資の教育

最近は、もし自分に子供ができたらどう金融教育していけばいいのだろうか、ということについて考えています。(まだ子供ができる予定はありません)

 

と言っても、興味がないのに押し付けるように無理に教えるのはよくないので、大前提としてはまず金融、投資に興味を持ってもらう必要があるでしょう。

 

無事に興味を持ってもらえたとして、どう教えるのがいいでしょうか。

 

私は、期待値の概念をまず伝えたいと考えています。

 

私が期待値の概念を知ったのはポーカーによってです。

ポーカーの期待値(EV)の概念は、運の絡むゲームのみではなく、実際の生活に転用できることも多いです。

 

例えば、トマトを買いたいとします。

近くのAスーパーで200円、少し遠くのBスーパーで180円とします。

Bでは売り切れている可能性があり、Aでは100%買えるとします。

少し遠いBスーパーまで行く労力の価値を10円とします。

 

ではBで何%トマトを買えるならAで買うより期待値がプラスでしょう。

買えた場合、トマトの180円+労力10円で190円になり、Aで200円を払うより10円お得になります。

 

買えなかった場合、労力の10円がそのまま失われます。

 

Bにトマトを買いに行った場合のそれぞれの収支の絶対値が同じ(±10)なので、

Bに買いに行くかどうか判断するトマトを買える確率の均衡点は50%になります。

 

50%を超える確率でBでトマトを買えるなら、期待値がプラスなので常にBにトマトを買いに行くべきで、50%未満の確率でしか買えないならAにトマトを買いに行くべきです。

 

場合によっては、遠い場所に行くことで上昇する途中で事故に遭ってしまうリスク、トマトを買えなかったことで受ける精神的ダメージによる損失、などを考慮に入れる人もいるかもしれません。

 

というような具合に、どちらにトマトを買いに行くべきか判断するために上記のような思考を経て決断することができます。

 

普段生活していてこんなこといちいち考えるわけないだろう、と思われるかもしれません。

 

確かにここまで厳密に計算めいたことをいちいち考えるような変人は中々いないでしょう。

 

しかし、ここまで数値化しないにしても、人が何かを決断するときは多かれ少なかれこのような思考を経て決断を下すように思えます。

 

例えば恋人に改善して欲しいことを文句として言うかどうか について

・改善してくれる可能性

・文句を言うことで嫌われる、フられる可能性

・改善によって自分がどれだけ楽になるか

上記のような数値化できない要素を総合的に考慮してどう行動するかを決断する機会は日常でも多いはずです。

 

これは、我々の行動はプラスの期待値を追い求めて理性的に決断し行動することができる と言ってもいいと思います。

そして判断材料がたくさんあればあるほど、より期待値がプラスになる行動を精査する能力も上がります。

 

投資も根底では同じように考えてやればいいということです。

 

というようなことを伝えたいと思いましたが、上手く説明できる気がしないのと、理屈っぽ過ぎて非常に分かりにくいような気がしてきたのでボツにします。

しかしせっかくなので、記事としてこの駄文を残しておきます。

 

これについてはまた改めて考えることにします。