てらまんの投資録

アラサーリーマンによる投資中心の雑記

労働信仰

お金を得る為には何をしなければいけないでしょうか?

 

ほとんどの人は働くこと、労働が真っ先に思い浮かぶかと思われます。

 

当然そうなのですが、現代の日本社会で労働賃金だけで資産を形成するほど稼ぐのはとても難しいです。

 

一生金の為に働き続けることは、現代の奴隷とも言えてしまうかもしれません。

 

資本主義社会では、資本が物を言います。(個人の解釈です)

現代の日本では、資本を持たない者は60歳を超えてもなお生かさず殺さずの低賃金労働を続けます。

 

日本は、株などの金融資産の譲渡益にかかる税率は2021年現在で20.315%です。

これは労働所得よりも低い税率であるだけでなく、累進課税ですらありません。

 

労働のみで可処分所得1000万を得るには、約1500万の年収が必要ですが、株式投資ならば約1250万の譲渡益で済みます。

250万も節約できるのと同義と言えます。

 

また、日本では長らく所得が増えていないのはデータから見ても明らかです。

 

日本で労働所得のみで資産を形成するのはあまりにも効率が悪過ぎるのです。

 

お金を持ってる人が有利である。

 

物凄く平凡な主張をしましたが、もっと具体的に言うなら

 

金持ちであればある程、莫大な複利効果を得ることができる。

 

となります。

 

労働信仰が蔓延することによって誰が1番得をするのかと言えば、資産家や投資家なのです。

 

労働によって生み出された付加価値は、資産家、投資家に還元される構造になっています。

労働者には還元されません。給料が上がらない企業が多く、平均賃金はもう何十年も横ばいです。

 

余談ですが、私は労働信仰を最初に提唱した人間は資産家である可能性が高いと考えています。

 

労働者が富を作り出さなければ、自らの富を増やすことができないからです。

なので、労働者には働いてもらわねばなりません。それもできるだけ安い賃金で、です。

 

価値観は人それぞれなので一概に否定はしませんが、

私から見れば、労働者でありながら労働信仰をしている人は、本当にそれでいいのかと感じてしまいます。

 

働くことが美徳、働くことがアイデンティティ、それによって思考停止してしまっているような人を見たことがあります。

もちろん本人が一生働いて労働賃金のみを当てにして生活することをよしとするならそれで構わないのですが。

 

と、ここまで労働や資産家、資本主義を批判してきたように見えるかもしれませんが、私自身は労働も資産家も資本主義も批判するつもりは一切ありません。

 

そもそも現在の日本は全体的に貧しくなっているので、労働者のみならず資産家も依然と比較し、貧しくなっています。

投資家等の存在が無ければ、何かビジネスを始めるための資金を調達できないので、資本主義社会には不可欠です。

 

国が繁栄するためには労働者が価値を生み出さなければなりません。

 

祖国の繁栄の為、これからも精一杯労働に励みましょう。